恋愛は難しいと言いますが、守るべきルールさえきちんと守っていれば事故はそうそう起きません。
一般道路も高速道路も標識や交通ルールが存在していて皆がそれを守っているから、事故が起きずに平和に人々が道を利用できているのです。
ですから、ルールを守らなければ事故が起きて当然ですし、最悪の場合死傷者が出てしまう事態に陥ってもおかしくないわけです。
恋愛に置き換えて考えてみても同じです。
好きな人に嫌われた!
と嘆いている方は、今まさに事故が起きて負傷者としてケガをしてしまっている状態というわけですよね。
まずは応急処置をして心を落ち着かせることが最優先ですが、すぐさま警察から「君はルールは守ったのかね?」と聞かれて、事故の被害者と加害者を明確にする調書が行われるわけです。
その時に、もしあなたが・・・
守ったかどうか分かりません。ルールとか知りません。
と言ってしまっては、警察は負傷者であるにも関わらずあなたに過失があるものとして話しを進めてしまうことになるでしょう。
そうなれば、さらに裁判沙汰などの大変なトラブルがあなたを待ち受けることになってしまいます。
ただでさえ心に傷を負っているのに自分が加害者、つまり悪者だったなんて結末・・・絶対にイヤですよね。
そうならないよう、好きな人に嫌われたりする前に「恋愛のルール」を事前にしっかりと頭に入れて未然に事故を防ぐようにしていきましょう。
過去の恋愛話しは聞かれてもしない
もうね、キングオブトップですよ。
やめなさい、危ない、ダメゼッタイ、終わるぞ、死ぬぞ、ジエンド、と口を酸っぱくして言っても、話してしまう人は話してしまうんです。
なぜなんでしょうかね、過去の恋愛話しってそんなにする必要のあるものなのでしょうか・・・。
そう言わずにはいられないくらい、ペラペラと好きな人に話してしまって「好きな人に嫌われた」と後になって泣く方が多いです。
これはですね、例えばお葬式の時に大声で爆笑してしまうレベルのタブーを侵してしまったくらいに考えていいことですし、総スカンはもはや必至ですから、もしもお葬式後に周りが冷たくなったように感じたならば理由はソコにしかありません。
お葬式で爆笑しまくって、あとから「なんだか皆が冷たいけどなんで?」と思うならば、それはもう言い方は悪いですが無神経だとか人間性がどうとかのレベルを通り越して知能に問題があるとしか言いようがありません。
ですが、さすがにこれがダメであることは分かりますよね。
ですから知能に問題はないのですけれど、恋愛になるとどうしてだか過去の恋愛話しをするなどというタブーをうっかり侵してしまいます。
お互いがいい感じの関係だったならば尚更、好きな人に嫌われたように感じてしまう理由はほぼほぼソコにあると考えていいでしょう。
もちろん程度問題ではありますが、本当にどれだけの男女がこの件でお別れを余儀なくされたか・・・数えあげればキリがないほどにいらっしゃると思います。
あきらかなるタブーであるにも関わらず侵してしまう人が後を絶たないのは、犯罪が頭ではダメだと分かっていてもやる人がいなくならないのと同じ原理なのでしょうか・・・。
これは暴論と思われるかもしれませんが、そのくらい厳しく伝えておかなければうっかり口を滑らせてしまう方が本当に多いのです。
あまりに直接的な質問をしない
多くの人は好きな人ができると、すぐにでもその人の全てを知りたくなってしまいます。
そして、「結婚についてどう思う?」や「私のこと好き?」など、自分の心の中で渦巻いている感情を素直に伝えたくなってしまって考えずにそれをそのまま相手に質問してしまったりします。
そんな経験、きっとあなたも一度や二度はしたことがあると思います。
けれど、これは恋愛においては失言になってしまうとても危険なコミュニケーションの一つなんですよね。
ある女性は、好きな人と話していると自分の気持ちが溢れて止まらなくなって・・・
私のこと、どれくらい好き?
と、つい口に出てしまいましたが、彼は驚いて何も答えられなくなってしまいました。
その後、その女性は「好きな人に嫌われた」と言って冷たくなった男性との関係修復に焦りを抱いて、さらに暗雲立ち込める方向へ突っ走っていきました。
これをすぐさま失言をしたのだと気づけばいいのですが、このような質問を失言だと気づかない人は実に多いです。
恋人同士の甘い囁き合いくらいの可愛いコミュニケーションとして考えていたのでしょう。
しかし、これは失言と呼ぶにふさわしい部類の質問です。
お互いの関係性がまだ確立していない間柄であればなおさら。
気を付けたいのですが、私たちが恋愛で学ぶべきなのは、自分の感情を素直に表現することです。
これは間違いではありませんし、そうあるべきです。
しかし、素直に表現するとしても、それは質問形式である必要はないのです。
では、どうあればいいのかというと、ただの独り言レベルに留めることが大事なのです。
なので、彼への気持ちが溢れて止まらない時に、つい感情を表現したくなったときは・・・
結婚について考えるとワクワクする~
あなたのことを思うと幸せな気持ちになる~
などの形で、自分の気持ちを彼に向かってではなく、彼に聞こえるように「空に向かって伝えるようなイメージ」がベストです。
え?空に?と不思議に思われるかもしれませんが、男性にとってはそのくらいあっけらかんとした様子で感情表現している女性が一番可愛く見えるのです。
そうすれば好きな人に嫌われたりすることはまずありません。
ぜひ気を付けて下さいね。
否定的な言葉で否定する
「否定的な言葉で否定する」と聞くと、「頭痛が痛い」みたいな感じで同じ意味を二回言っちゃってるみたいで変ですよね。
ですが、否定的な言葉で肯定できる場合もあるんですよ。
たとえば・・・
合コン?行ったら絶対ダメ!・・・だってモテちゃうじゃん!
みたいに否定しながら肯定するみたいなリアクションのケースもありますからね。
憎い演出ですね。これはまさに男心をくすぐる恋愛テクニックと言えるでしょう。
では、逆に男心が萎え萎えになってしまう「否定的な言葉で否定する」とは一体どういうことでしょうか?
もしも大好きな人が自分と違う意見を持っていたら、どうしますか?
その意見を否定したくなる気持ち、わかります。
ですが、
ありえない。それは違うと思う。
おかしくない?絶対変だよ。理解できない。
といった感じで否定したら否定したままで何にも転換させずにそのまま伝えてしまうと、たとえそれが正解であっても相手からは「自分を否定された」と受け取られてしまいます。
そういうつもりじゃなくても、そう受け取ってしまうのが男のサガです。悲しいかな。
コミュニケーションの中で否定だけで終わらせてしまうという行為は、そこから何も発展がありませんから、当然ながら恋愛も発展しなくなります。
否定的な言葉で否定するというのは、暗黒であり絶望でしかないわけです。その先には何もありません。
それってどう考えても恋愛が上手くいくはずがありませんよね。
でもだからといって間違ってることには変わらないし自分の意見を歪ませてまで相手に合わせてコミュニケーションを取るなんてそれこそ間違ってると思う!
と思うと思います。
ですから、もしも否定したい時は「肯定的な言葉で否定する」という手段を使うことで相手との関係性を悪くすることなく自分の意見も通すことが出来ます。
たとえば・・・
すごい面白い見方をするね!私はちょっと違ってて〇〇って思うんだよね
その考えは理にかなっているね。私はというと経験上これこれこういう風に思うんだよね
お分かりいただけるかと思いますが、否定は否定でもあくまでも個人の意見を添えているだけですよね。
この伝え方であれば、相手は否定されたようには感じないですし、会話も発展しやすく二人の関係性も発展しやすくなります。
このように「そういう考え方もあるんだね、面白いね」などの言葉を使って、相手の意見を尊重するように伝えることが大事です。
自分と違う意見が出てきたときは受け入れる姿勢を持ち、違う意見があるからこそお互いを深く理解するチャンスだと考えることが二人の未来に繋がっていくのです。
まとめ
恋愛のルールは学校では教えてもらえないので、実践で失敗しながら学んでいくしかないのかもしれませんが、出来れば失恋なんていう辛い思いはしないで済む方が絶対に人生における幸福度は高いです。
こちらで紹介した恋愛ルールを心に留めて、「今後は絶対に気を付ける!」というくらいに戒めておくようにしていてくださいね。
そうすれば、好きな人に嫌われたかもしれない・・・なんて不安で泣くこともなくなるはずです。
恋愛に短距離走は存在しておらず、全て長距離マラソンだと思って向き合うことが大事です。
相手のペースを大切にし、ゆっくりと関係性を深めていくことが幸せな恋愛を築くための秘訣なのです。